ディープスポット・伊是名
私は沖縄を離れてからもう軽く20年以上になりますが、伊是名のような小さな島は、県外では認知されていないと思っていました。
内地の方:「沖縄のどこですか?」
私:「伊是名島です!」
内地の方:「すごーい、簡単には行けない伊是名島だぁ✨」
私:「知っていることにビックリ!」
みたいな会話を結構な頻度でするんです。たとえば、小児科の先生や看護師さん、釣りが趣味な近所のパパさん、沖縄に行ったことがある方、などなど。
なぜ伊是名をしったかを毎回聞くようにしていますが、
★テレビで見た
★身内が修学旅行で行った
★スキューバダイビング仲間では有名な海
★トライアスロンをやっている
★離島が好き
こんな感じの答えが多いです。
以外にも、尚円王の生まれ島の話は聞いたことがないんですよね・・・。歴史的にも素晴らしい島なので、今回は歴史的スポットを紹介します。
伊是名出身の尚円王
伊是名で生まれ育ち、コメ作りをする百姓でした。普通の稲作と違ったのが、開墾した田んぼの地形だったかもしれません。
伊是名島出身なので、逆田の存在はちゃんと学んでいたので知っていましたが、その田んぼを見たのは、今年が初めて、島の子供たちが稲刈体験をすると聞き、特別に参加させてもらいました。
ちなみに、逆田と書いて、島では「サータ」と読むそうです。私は「サカタ」と言っていたので、出身者としてちょっと恥ずかしい・・・汗
天を味方に付けた逆田
逆田の第一印象は、場所が分かりにくいってこと(汗)
伊是名のガイドブックなどで場所が記載してありますが、地図が読めない私は、一人では迷っていたと思います。場所は、区画された田んぼの一番奥の上の方に、段々田んぼとして存在しました。
この石碑より、山側の棚田が「逆田」です。
この田んぼは、「水が枯れない田んぼ」とうい事がきっかけで、島を追われることになったと記録にはありますが、水は高いところから低いところへ流れるもの!
このことをちゃんと計算して農業をしていたと考えると、天を味方に付ける采配が若き頃より身についていたんでしょうね。
さらには、民の暮らしを身をもって知っていたから、長きに国を統治できたのかと思うと、偉大なる王だったんですね。
私の目測が間違っていなければ、棚田は8枚だと思います。
王が開墾した田んぼで稲刈
私の娘と息子も稲刈体験に参加させていただきました。昔ながらの脱穀機も体験できて貴重な時間でした。その時の様子を写真です。
この写真、田植えじゃないですからね(笑)
伝説通りに、本当に収穫時期でも水があるようです。
ただ、島の子供たちが植えたこの田んぼ、無農薬栽培なのか、雑草が優勢でお米は・・・、でした。写真から察してください(汗)
私も無農薬でお米を栽培している農家なので、無農薬で栽培する大変さは理解しているつもりですが、尚円王が開墾した田んぼのたわわに実った稲を期待していただけに、ちょっと残念でした。
沖縄の気候なので、雑草は大変なんでしょうね。。。
それでも、脱穀体験や鎌を使う経験は、きっと子供たちにとって貴重な時間となったと思います。
「泥んこ」今の時代少ないので、これからも島の子たちのために、稲作体験は続いてほしいと感じました。
旅行の際には「逆田」も
伊是名では、年間通してイベントがたくさんあります。イベントをきっかけに旅行の計画を立てて、逆田をはじめ、尚円王の足跡を楽しんでください。
イベント情報は、伊是名観光協会でご確認くださいね!
伊是名の海ぶどう、美味しいです!
今日は、綺麗な海の前に、尚円王が開墾した「逆田」のお話でした。
ニフェーデービル
(沖縄でありがとうの意味)